鳩に巣を作られやすいベランダにはいくつかの特徴があります。ベランダは洗濯物を干したり、外からの空気を取り入れたりなど生活に深くかかわる大切な場所。そのため、鳩に住みつかれてしまうと、フンや悪臭、鳴き声など衛生的にも精神的にも困ってしまうものです。
そこで当記事では鳩に巣を作られやすいベランダの特徴を詳しくご紹介いたします。また、鳩の巣を自分で駆除するやり方、鳩が巣作りを諦める方法についてもまとめてみました。鳩に巣を作られて困っている方、鳩の被害に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
鳩に巣を作られやすいベランダにはいくつかの特徴があります。ベランダは洗濯物を干したり、外からの空気を取り入れたりなど生活に深くかかわる大切な場所。そのため、鳩に住みつかれてしまうと、フンや悪臭、鳴き声など衛生的にも精神的にも困ってしまうものです。
そこで当記事では鳩に巣を作られやすいベランダの特徴を詳しくご紹介いたします。また、鳩の巣を自分で駆除するやり方、鳩が巣作りを諦める方法についてもまとめてみました。鳩に巣を作られて困っている方、鳩の被害に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
ドバトやキジバトといった鳩に巣を作られやすいベランダにはいくつかの特徴があります。あなたのベランダは鳩に住みかとして狙われているかも?
ご自宅のベランダの状況と共通するものがないかどうか、ぜひチェックしてみてください。
鳩に巣を作られやすいのは、隠れやすい構造になっているベランダです。角が壁に囲まれているベランダ、室外機やゴミを入れる大型のペールストッカーが置いてあるベランダなどは、鳩が身を守るための死角にちょうどよいので巣作りに狙われやすいです。
また、庭付きではない賃貸アパートやマンション住まいであればベランダでプランター菜園を楽しんでいる人もいるでしょう。高さのあるプランターや鉢を複数置いていると、隙間程度であっても姿をくらますことができるため、鳩が住み着く機会を与えてしまいます。
鳩に巣を作られやすいベランダは、住人の出入りが少ないベランダです。
昼間は夫婦共に仕事に出ていて、ベランダに出るのは洗濯物を干す朝と取り込む夜のわずかな時間だけ。子供も学校に行っていて、朝から夕方頃まで帰ってこない。自宅には複数のベランダがあるため、すべてを使用しているわけではない。
これらのように、住んでいる人の出入りが少ないベランダだと鳩が身を守るのに適した場所だと思い、気に入られてしまいやすいです。
自宅の周辺に公園や神社など緑豊かなスポットがある。そんな環境にあるベランダも、鳩の巣作りに適した場所として狙われやすくなってしまいます。自然たっぷりで緑の多い場所はたくさんの樹木が植えられているため、鳩のねぐらになりやすいです。
また、公共の水道のような水場があれば、ハトが生活していく環境としてもぴったり。繁殖によって増えた鳩は、周辺で新しい縄張りを探し始めます。そのため、緑の多い環境にある住宅のベランダは鳩の目につきやすくなってしまうというわけです。
自宅の庭にベランダに届きそうな高さの木が植えてある。その木は鳩が身を隠せるほどに枝葉が茂っている。敷地内や庭にそのような木がある住宅も、鳩が巣を作りやすいベランダです。
木のそばに鳥のフンがあるようなら、夜間から早朝にかけて鳩のねぐらにされている可能性があるのでぜひチェックしてみてください。生活しやすい環境だと鳩に判断されてしまっては、木のそばにあるベランダはとくに狙われやすくなるでしょう。
鳩に巣を作られやすいのは眺めや日当たりのよいベランダです。ベランダの前方をさえぎる住宅がない、住宅があっても密集していないなど眺望の開けているベランダであれば、鳩がどの方向にも飛び立ちやすく身を守るのに適した環境となります。
また、日当たりもよくあたたかいので巣を作って繁殖するのにも便利。鳩だけに限らず、鳥は寒さが苦手である場合が多く、あたたかい場所を好む習性があります。渡り鳥ではない鳩は同じ場所で冬を過ごす傾向にあるため、日当たりのよいベランダは要注意です。
鳩に巣を作られやすいのは、一軒家より高層住宅などのより高所に位置するベランダです。これは高いところに行けば行くほど、外敵が少なくなっていくため。マンションや団地などの高層住宅に防鳥ネットが設置されているのを見かけたことはないでしょうか?
複数の世帯が入居する高層住宅は空室ができることも珍しくはありません。入居者がいなくなり長期不在となった高層住宅のベランダであれば、鳩は誰にも邪魔されずに営巣することができるでしょう。
最近ではベランダ代わりにもできる屋上で、太陽光パネルを設置しているご家庭も多いでしょう。太陽光パネルは電気代の節約に貢献したり、売電収入を得たりできるので、新築時に導入を検討する人がたくさんいます。
しかし、この太陽光パネルの下の隙間が鳩の巣となってしまうケースが最近では多発中。太陽光パネルの下はハトにとって雨や風、外敵から身を守れて、子育てしやすい最適な空間となってしまっているのです。
これまでご紹介したように、鳩に巣を作られやすい傾向のあるベランダは意外とたくさん存在します。そのため、気が付けば「いつの間にか鳩に巣を作られていた」「なぜわが家に!」と驚くこともあるでしょう。
そんなときは、「すぐに自分で撤去しなければ」と焦る人も多いはず。しかし、ベランダに鳩が巣を作ってしまった場合、自己判断で駆除してしまっても大丈夫なのでしょうか?
人間から見ると、鳩の巣作りは適当だったり雑に見えたりします。少量の小枝を雑に重ねた程度のものであることが多いです。地面が透けて見えるほどの小枝の量しか集めていないのに、そのまま産卵してしまうことも珍しくはありません。
そのため、鳩の巣はあっという間に作られてしまったように感じます。実際にも、鳩は巣作りをわずか数日で終えてしまうようです。それくらいに雑な造りの鳩の巣ですから、自分で駆除するのも簡単ではないかと思えてしまうでしょう。
適当な作りで、駆除もすぐに終わってしまいそうな鳩の巣。しかし、自分自身で駆除できるかどうかは卵やヒナの有無で決まってしまいます。どちらも見当たらなければ、自身で駆除作業をしても大丈夫です。
鳩の巣に卵やヒナがいる場合は、孵化から巣立ちまでの約1か月半ほど見守らざるを得ない状況となってしまいます。なぜ見守らないといけないかというと法律違反になってしまうから。
鳥獣保護法という法律で、ハトを始めとする野生鳥獣の殺傷、及び卵の採取は禁じられているためです。実際にも、鳩をむやみに傷つけて鳥獣保護違反で逮捕された事件が過去に発生しているため、鳥獣保護法を軽く考えないほうがよいでしょう。
とはいえ、鳩によっていつの間にかベランダに巣を作られたうえに、雛の巣立ちまで見届けるハメになるなんて複雑な気持ちになってしまうもの。鳥が苦手な人であれば、なおさら苦痛を感じると思います。
雛の巣立ちまで待つのが無理であれば、市役所で許可を申請し、専門の業者に依頼しての駆除も可能です。お住まいの地域の専門業者を紹介してもらって有料で鳩の巣の駆除を依頼する流れになります。
ベランダに作られてしまった鳩の巣のなかに卵やヒナがいなければ、自分で駆除ができます。しかし、妊娠中や病気中の人が鳩の巣を片付ける場合は、ハトの菌による感染症が懸念されるため危険です。
家族の他の人に代わってもらうか、専門の業者に依頼するのがおすすめ。風邪に似た症状から重症になる危険性もあるオウム病、肺炎症状を起こすクリプトコッカス病、もしくは鳩によって引き起こされるアレルギー症状など、鳩は病原菌をたくさん保有しています。
鳩の巣のなかに卵や雛は見当たらない。そして、ご自身は妊娠中や病気中でもない。そうであれば、自分で鳩の巣を駆除することも選択肢のひとつです。ここからは、鳩の巣を自分で駆除する方法を詳しくご紹介していきます。
自分自身で鳩の巣の駆除をするために、必要な道具は以下になります。鳩の巣を駆除する際に使う道具は、基本的に使い切りで処分します。これらの道具はホームセンターや100均で買いそろえると、値段的にもお財布に優しくおすすめです。
とくにマスクや手袋は必須です。鳩の巣にはハトの身体から飛び散ったノミやダニなどの寄生虫、害虫、カビといった無数の病原菌が漂っています。しっかりと保護して、安全に巣の駆除を進めていきましょう。
ベランダに作られてしまった鳩の巣を自分で駆除する手順をまとめてみました。自力でハトの巣の処分を頑張る人は、ぜひ参考にしてみてください。
鳩の巣の残骸や汚れを拭き取ったいらない布、キッチンペーパーなどはゴミ袋に入れた後、しっかりと袋の口を縛っておきましょう。きちんと縛っておかないと、ゴミ袋からハトの羽や病原菌が出てきてしまいます。
せっかく頑張って鳩の巣を駆除しても、再びベランダで巣作りをされてしまうことがあります。鳩は帰巣本能が強い生き物。気に入った場所には執着する性質があるため、何度も戻って来て営巣しようとする可能性が高いです。
何度追い払っても逃げないようなら、ストレスになってしまうので業者へ相談してみるとよいでしょう。放置しておくと群れを成してやって来る心配もあります。ベランダの鳩よけ対策としておすすめなのは、専門業者が販売する忌避剤です。
鳩除け対策には、従来の対策法である防鳥ネットや剣山のようなアイテムもあります。しかし、それではベランダの景観を損ねてしまったり、洗濯物を干すときに悩んだりするのではないかと心配になっている人も多いでしょう。
専門業者が作った忌避剤なら、人や動物に害のない材料から抽出されたニオイで寄せ付けないようにする効果があるから安心です。さらに施工後も効果が長持ちするため、コストパフォーマンスも優秀です。
平成6年創業のプロテクト株式会社が販売する鳩の忌避剤にはさまざまなタイプがあります。どのように設置するかによって製品の向き不向きがあるので、ご自宅のベランダに合ったタイプを選ぶことがおすすめです。
ジェルタイプ
(ベランダの室外機回り用を探している方に)
泡タイプ
(忌避剤の跡をつけたくない方に)
置くタイプ
(手軽にベランダ全体をガードしたい方に)
塗るタイプ
(設置の難しい部分を対策したい方に)
すべてが食品や医薬品添加物をメインに製剤した忌避剤なので、人や動物に優しく安心です。また、これらの忌避剤にはハトだけでなく、カラスやムクドリなどにも効果を発揮するタイプもあるので、トータルでベランダの鳥よけ対策をすることも可能です。
初めて使用する方は無料のフリーダイヤルで使用方法をアドバイスしてもらえるので、ぜひ気軽に相談してみてください。
鳩の巣作りは自分で事前に阻止できます。卵や雛がいなければ、鳩の巣を自分で駆除・清掃することも可能です。しかし、動物相手では思ったように上手くいかないことも多いでしょう。
努力の甲斐もなく、ハト被害に延々と悩まされることも珍しくはありません。自分だけで鳩の被害と格闘するのは、負担がかかり大きなストレスになってしまいます。
そんなときは専門の業者であるハトプロに相談して、解決策を模索してみてください。